成績競争の先にある本当の欲望
テストの成績で常に競い合ってた二人が、今回初めて上杉くんが1位になった。でも優子が30位以内にいない。問い詰めたら、セックスへの興味が爆発して研究に没頭してたっていう。テスト前の自慰、テスト中の衝動——勉強じゃなくてセックスに夢中になった優子の本性が少しずつ表に出てくる流れが丁寧だった。
友人として聞かされた痴情に揺らぐ理性
ライバルの優子がセックスへの興味について赤裸々に話してくる。それを聞かされて『ダメだとわかってるのに』流されちゃう上杉くんの心理が読んでてすごくリアルだった。友人との信頼関係と欲望がぶつかる瞬間、二人がどう動くのかっていうのが、この作品の全てを決めてた。
この一冊が響く人・響かない人の分かれ目
幼馴染のセックスという関係性に魅力を感じるなら確実にハマる。成績競争から本能へ移っていく二人の流れが自然に見えるかどうかで評価が分かれると思う。あの『友人だから許される』感覚が好きなら間違いなく引き込まれる一冊になるはず。