友情の線引きが曖昧になっていく流れ
失恋で意気消沈してるワタルを励ましたいというシキの純粋な気持ちから始まるのに、おっぱいを見せるという行為がセックスへと自然に繋がっていく。その過程が無理矢理じゃなくて、二人の中で『これなら仲良し友達でもいいんじゃない』という小さな甘えが積み重なってるのが好き。友情とセックスの境界線が、きちんと動いていく感じが読んでてリアルだった。
シキの献身的さが生み出す居心地の良さ
シキが友達を助けたいという一心で身体を使う姿勢が、妙に健全に見えるのが面白い。決して淫乱ではなく、友達思いだからこそのセックスなんだっていう空気感が、読んでてずっと心地よかった。その優しさと開放性のバランスが、よこやまんじろう先生の絵柄とも合致してて、このキャラクターを好きになるしかなかった。
この一冊が刺さる人・刺さらない人
友達同士だからこそのセックスに魅力を感じる人には確実にハマる。疑似恋愛の温かさと肉体関係がセットになってる関係性が好みなら、この330円以上の価値を感じるはず。一方で、友達でいるべきという固い倫理観を持ってる人には、その線引きの曖昧さが引っかかるかもしれない。